弁護士コラム 浮気・不倫慰謝料を請求された方へ

【弁護士解説付】浮気・不倫の慰謝料は誰かに立て替えてもらってもいい?

「慰謝料を支払うにもお金がない…」「借金して支払うしかないのかな…」
こんなふうに、慰謝料の請求を受けて思い詰める方が多くいらっしゃいます。
浮気・不倫の慰謝料をどうやって支払えばいいのかと頭を抱えている方は、お金を立て替えてもらって支払うときに知っておきたいことや、そもそも立て替えてもらわずに済む方法などを、本コラムで一緒に考えていきましょう。

この記事を読んでわかること

  1. お金を借りて慰謝料を支払ってはいけない場合
  2. 立て替えてまで慰謝料を支払う必要はない
  3. お金を借りて慰謝料を支払うと決める前に気をつけるべきこと

立て替えてもらったお金で浮気・不倫の慰謝料は支払える?

借りたお金は、基本的にあなたの自由に使うことができます。そのため、請求された慰謝料を、お金を借りて支払うという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、そんなに簡単に考えていいものでしょうか。銀行からお金を借りて支払ったものの、あとになって返せなくなったということはよくあります。また、借りたお金で慰謝料を支払ってはいけない場合もあります。例えば、フリーローンで借りるよりも低金利だからと、自動車ローンの名目で借り入れたとします。それを慰謝料の支払いに充てるとなれば、目的外の使用となり、契約に違反することになります。場合によっては、借入金の一括返済を求められることもありますし、本当に自動車ローンを組みたいと思ったときに審査に通らなくなる可能性もあります。
そのため、本当にお金を借りて慰謝料の支払いをしてもいいのか、よく考えなければなりません。

立て替えてもらったお金で浮気・不倫の慰謝料を支払うとき

では、浮気・不倫の慰謝料を立て替えてもらって支払うとき、何か気をつけるべきことや知っておくべきことはあるのでしょうか。ここでは4つの点について説明していきたいと思います。

親族が代わりに支払う義務はある?

まず知っておくべきことは、あなたが浮気・不倫の慰謝料を支払えないからといって、代わりに親族が支払う義務はないということです。
たとえば、「あなたが支払えないならご両親に請求する」と言われるときがありますが、浮気・不倫の責任はあなたと浮気・不倫相手の2人にしかないので、ご両親がその責任を負う必要はまったくありません。
それでもご両親やご親族に立て替えてもらうしかないときは、すべて自分の責任であることをしっかりと理解したうえで、お願いするようにしましょう。

借りる理由は話しても大丈夫?

仮に、ご両親やご親族、ご友人などに、理由を話せばお金を立て替えてくれる方がいる場合、正直に理由を伝えるのはどうでしょうか。
結論から言えば、プライバシーの侵害として、相手から責任を追及される可能性があります。浮気・不倫は、慰謝料を請求してきている相手からしても、非常にデリケートな問題です。そのため、たとえ借金のためであっても、浮気・不倫の内容を詳細に話してしまえば、「プライバシーの侵害だ!」と相手から批難されるかもしれないのです。
では「理由は話さないほうがいいのか…」というと、それも難しい話でしょう。
お金を貸す側からしても、普通は借りる理由を知りたいものですよね。それが数十万や数百万というような大金であれば、なおさら「どうしてそんな大金が必要なの?」と言われてしまうものです。
そうすると、理由を聞かずに何とかお金を用意するためには、銀行のフリーローンや、テレビCMが流れている、いわゆる「サラ金」などで借りることになってしまいます。ただ、このようなローン(借金)は利息が高めに設定されているため、今度はその返済に苦労することになるでしょう。

借りたい金額が借りられるわけではない?

それでも銀行や消費者金融から借金することを決めたとしましょう。しかし、自分が借りたいと思った金額を必ず借りられるとは限りません。年収や借入状況などから、借りられる限度額が決定するのです。
たとえば、相手との間で「慰謝料を100万円支払う」と決まったとします。しかし、いざお金を借りに行くと、「30万円しか貸せない」と言われた場合は大変です。「これだけしか借りられなかったので…」という言い訳が相手に通じるはずはなく、それどころか相手は怒って事態が悪化してしまうでしょう。

借りたお金が返せないとどうなる?

また当然のことですが、借りたお金はきっちり返さなければなりません。
借りるときに「このくらいなら毎月返せる!」と思っていても、予期せぬ事故や病気で返せなくなってしまったという方は多いです。また、あなたがすでに借金をしている場合には、より深刻な状況になってしまいます。
もし借金を返さないままにしておくと、財産を差し押さえられてしまうリスクがありますし、どうしても返せないという場合は、最終的に自己破産をしなければならないかもしれません。

浮気・不倫の慰謝料が支払えないなら「減額・分割払い」を目指す

このように、あなたが考えている以上に、誰かに立て替えてもらったり、借金をしたりするのは簡単なことではありません。
そこで、浮気・不倫の慰謝料を減額もしくは分割払いできないかを検討しましょう。個々の状況によって異なりますが、交渉次第では慰謝料を減額できたり、分割払いにできたりする可能性があります。そうすれば、無理に借金をしなくても済むかもしれません。

浮気・不倫の慰謝料を支払う前に弁護士へ相談するメリット

では、あなたが慰謝料の減額や分割を交渉すると決めたとして、すべて自分で行ったほうがいいのでしょうか。
ここでは、浮気・不倫の慰謝料を支払う前に弁護士に相談するメリットを2つご紹介します。

慰謝料の減額・分割交渉を有利に進められる

1つは、慰謝料の減額・分割交渉をスムーズに進められることです。
あなたから「お金がない」といくら伝えても、相手は「お前が悪い!」としか思わないでしょう。しかし、交渉経験が豊富な弁護士から、あなたに「お金がない」ことをうまく相手に伝えられれば、裁判上の相場よりも減額できる可能性があります。
たとえば、慰謝料の金額には「相場」があり、「相場」を超える慰謝料は裁判を起こされても支払う必要はありません。そういった慰謝料を減額できる条件を熟知し、交渉を有利に進めるというのは、一般の方では難しいでしょう。

自己破産の手続を代行してもらえる

もう1つは、手続を代行してもらえることです。借りたお金が返せない場合、ご自身の収入や家計状況によっては、自己破産をしなければならなくなると前にお話ししましたが、その手続のお手伝いも弁護士ならば可能です。
自己破産をすると、生活に不可欠なものを除き、基本的に持っている財産は失ってしまいます。しかし、弁護士に相談することで、たとえば自動車は残すことができるなどのメリットがあります。「本当に自己破産してもいいのかな…」という不安もあるでしょうし、手続も複雑です。弁護士ならそういった悩みにお答えできるだけでなく、手続も代行してもらえます。
確かに、自己破産によって慰謝料を支払わずに済む「免責」となる場合はあります。しかし認められるかどうかは個々の事情で変わってくるため、安易に行うのはリスクが大きいです。もし自己破産も含めて検討されているなら、一度弁護士に相談されてみてはいかがでしょうか。

多重債務で浮気・不倫の慰謝料が支払えない場合

あなたがすでにお金を借りており、その借金も返せていない状態になっている場合には、慰謝料のために新しく借金をしてはいけません。たとえその慰謝料が支払えたとしても、別の借金が増えるだけであり、根本的な解決にはなっていないからです。
アディーレでは、慰謝料の問題だけではなく、借金のご相談も受け付けていますので、ぜひお問合わせください。

浮気・不倫の慰謝料を支払う前にアディーレの無料相談をご利用ください

いかがだったでしょうか。
本コラムでは、浮気・不倫の慰謝料が支払えないとき、お金を立て替えてもらう前に知っておきたいことや、支払えない場合の対処法などについて解説してきました。
もし、あなたが借金をしてでも浮気・不倫の慰謝料を支払おうと決意されているなら、その前にアディーレへご相談いただけないでしょうか。減額や分割だけでなく、場合によっては借金をせずに慰謝料の問題を解決できる可能性があります。ご相談は何度でも無料ですので、ぜひお気軽にお問合せください。

執筆者情報

弁護士

大西 龍

おおにし りゅう

資格
弁護士、行政書士(有資格)
所属
第二東京弁護士会
出身大学
専修大学法学部、専修大学法科大学院

アディーレ法律事務所は、慰謝料問題に精通した専属チームがあり、一人のお客さまをチーム全員で担当しているため、スムーズかつ最適なご対応ができます。また、全国に60拠点以上を構え、最寄りの支店へのご来所、もしくはお電話にてご相談いただけます。お電話は朝9時から夜10時まで、事務所は土日祝日も含めて営業しておりますので、お客さまのご都合に合わせた相談が可能です。今後も、お客さまの味方であり続けます。あなたの町のアディーレに、何でも相談してみてください。

※2021年10月時点。拠点数は、弁護士法人AdIre法律事務所と弁護士法人アディーレ法律事務所の合計です。

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※2022年4月時点。拠点数は、弁護士法人AdIre法律事務所と弁護士法人アディーレ法律事務所の合計です。