「浮気なんてしてない…」濡れ衣を着せられ慰謝料を請求されたらどうする?

「浮気していないのに、慰謝料請求された!」
身に覚えのない慰謝料請求をされてしまった…そんなとき、あなたがしなければならないこと、もし間違った対応をしてしまった場合どうなってしまうのかについて弁護士が解説します。
目次
この記事を読んでわかること
浮気の濡れ衣で慰謝料を支払う必要はない!
浮気の濡れ衣を着せられて慰謝料請求された場合、慰謝料を支払う必要はありません。
浮気をしたときに慰謝料を支払わなければならない理由は、浮気によって相手の夫婦生活に影響を与えてしまったからです。そのため、そもそも浮気がなかった場合には、慰謝料を支払う必要はありません。
浮気の濡れ衣で慰謝料請求されたら、どう対応すればいい?
相手があなたの浮気を疑うのには理由があるはずです。そのため、浮気の濡れ衣を着せられてしまったら、まずは浮気していると疑う理由を聞きましょう。
浮気を疑う理由がわかったら、浮気が“誤解である”ということを説明する必要があります。
ただし、相手は自分のことを「浮気されてしまった被害者だ」と思い込んで、感情的になっているかもしれません。単に「浮気をしていない」と言うだけではなかなか理解してもらえない場合もあります。そのため、説明する際には、誠意をもって丁寧に話をしたほうがよいでしょう。
濡れ衣でも適当な対応はNG!絶対にやってはいけないNG行動3つ!
浮気が濡れ衣だとしても丁寧に話をするべきことを説明しましたが、さらに、このような場合に、“やってはいけないNG行動”というのもあります。
以下では、濡れ衣で慰謝料請求をされた人が“やってはいけないNG行動”について説明します。このようなNG行動をしてしまうと、余計に事態を悪化させることになります。
慰謝料請求を無視する
「濡れ衣だから慰謝料を支払う必要はない」
「無視していいだろう」
このように安易に考えて、相手からの慰謝料請求を無視する方がいます。
しかし、無視することは非常に危険です!
慰謝料請求を無視すると、
浮気を認める・慰謝料を支払う・書類にサインする
「相手が怖い」「これで終わるなら…」と、相手に言われるがまま、示談書にサインしてしまう方もいます。
しかし、一度示談書や合意書などにサインしてしまうと、浮気や慰謝料の証拠になってしまうのです。あとから濡れ衣だったと裁判をしても、負けてしまうかもしれません。身に覚えのない浮気で請求をされた場合には、弁護士への相談をご検討ください。
言い争いをする
浮気の濡れ衣を着せられれば、怒るのは当然です。事情を説明するときに、ついつい感情的になってしまうこともあるでしょう。
しかし、相手は濡れ衣だとは思っていません。あなたが否定したとしても、「反省していない」と思われ、言い争いになってしまう可能性があります。
言い争いになってしまえば、相手もあなたの話を聞こうとはしなくなり、解決できるものも解決できなくなってしまいます。
冷静に落ち着いて話合いをしましょう。相手と1対1で話すのではなく、第三者である弁護士に任せることで、効果的な話合いが期待できます。
浮気の濡れ衣を着せた相手に対して反対に慰謝料の請求はできる?
浮気の濡れ衣で慰謝料請求されただけで、相手に損害賠償請求をすることは難しいです。
しかし、次のような場合に反対に慰謝料を請求できる場合があります。
- 浮気がないことを知っていながら裁判を起こしてきた場合
- 職場や知人へ、ありもしない浮気を言いふらされた場合
- 話合いの場で脅迫された場合
- 職場まで押しかけてきて騒動となり、仕事に支障があった
もし、これらに当てはまるのなら、損害賠償請求できないか弁護士に相談してみてはいかがでしょうか?
ずっと疑われるのは危険!早めに弁護士へご相談ください
慰謝料請求をされるというのは心地のよいものではありませんが、早く解決しようとして話合いに失敗してしまうと、裁判に巻き込まれてしまうかもしれません。
また、どう対応したらよいかと迷っているうちに、事実とは関係のないうわさが広まってしまい、仕事やプライベートに支障が出る可能性もあります。
影響を最小限にするために、お一人で悩まず、早めに弁護士に相談されることをおすすめします。
まとめ
以上のように、浮気の濡れ衣を着せられてしまった場合、慰謝料を支払う必要はありません。しかし、大きなトラブルに発展しないよう、相手を無視せず適切な対処をすることが大切です。浮気の濡れ衣を着せられれば、感情的になってしまうこともあるかもしれませんが、浮気を認めたり、言い争ったりしないよう注意しましょう。適切に対処すれば、全く怖いものではありません。
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全国に支店があり、不倫慰謝料を多く取り扱っている弁護士が多数所属しております。
相談料は無料!浮気・不倫の慰謝料請求をされた方は、ぜひ一度、ご相談ください。
執筆者情報

- 資格
- 弁護士
- 所属
- 東京弁護士会
- 出身大学
- 奈良女子大学理学部、獨協大学法科大学院
アディーレ法律事務所は、慰謝料問題に精通した専属チームがあり、一人のお客さまをチーム全員で担当しているため、スムーズかつ最適なご対応ができます。また、全国に65拠点以上を構え、最寄りの支店へのご来所、もしくはお電話にてご相談いただけます。お電話は朝9時から夜10時まで、事務所は土日祝日も含めて営業しておりますので、お客さまのご都合に合わせた相談が可能です。今後も、お客さまの味方であり続けます。あなたの町のアディーレに、何でも相談してみてください。
※2023年2月時点。拠点数は、弁護士法人AdIre法律事務所と弁護士法人アディーレ法律事務所の合計です。