弁護士コラム 浮気・不倫慰謝料を請求したい方へ

配偶者の浮気・不倫相手に制裁を!合法的に仕返しできる?

「夫・妻に浮気された…私はこんなに苦しんでいるのに、不倫相手はいつもと変わらない日常を送っている。何とかして、相手に分からせてやりたい!」夫・妻に不倫されて、こう思ったことはないでしょうか。やられたらやり返したくなる気持ちもわかります。

でも、落ち着いてください!下手なことをすると、あなたが責任を問われるかもしれません。そこで今回は、やってはいけない仕返し、と、きちんと責任を取らせる方法について、解説していきます。

この記事を読んでわかること

  1. 不倫相手を懲らしめたい!やってはいけない仕返しの種類
  2. 不倫相手にきちんと責任を取らせる方法!

浮気・不倫相手への仕返しって、してもいいの?

不倫のことで悩んでいる人の相談を受けると、「こんな仕返しをしたいんだけど」と質問されることがあります。不倫されたショック、イライラから仕返ししたくなる気持ちもわかります。

ただ、自分の思うように仕返しをしてしまうと、あなたが法律上、責任を問われてしまう可能性があります。

次項に、よく質問される仕返しについて、『危険なこと』をまとめましたので見ていきましょう。

絶対にやってはいけない!危険なこと6つ

浮気・不倫相手の妻(夫)、浮気・不倫相手の家族に浮気・不倫のことを話す

不倫相手が結婚していて夫・妻や家族がいるとき、不倫相手の夫・妻や家族に不倫の事実をバラして自分と同じように苦しんでほしいと思う人も多いでしょう。そのお気持ちは分かります。
ただ、不倫相手の夫・妻にバラすことは、危険です!

理由

上の図のように相手の妻に話すことで、問題を大きくしてしまうと、話し合いでの解決が難しくなってしまいます。相手の夫・妻や家族に不倫を話すことは絶対にしないでください。

浮気・不倫相手の会社に浮気・不倫のことについて知らせる

「相手がいつも通り生活しているのが許せない!会社にバラして仕事をできなくしてやりたい!」
もし、相手が働いている会社が不倫の事実を知ったら、相手に減給などの何かしらの処分をする可能性もあるでしょう。
しかし、会社にバラすのは、危険です!

理由

あなたが会社に不倫の事実を告げることで、相手の名誉が傷つくことになります。また、会社の処分に納得がいかず執拗に電話をしたりすれば、業務妨害となる可能性もあります。

相手に仕返しをしたいからと、不用意に会社に連絡してしまうと、かえって自分が損害賠償を請求されかねません。会社への連絡は、絶対にしないでください。

浮気・不倫の相手の自宅に押しかける

A子
うちのダンナが浮気してたのよ!相手の女の家行ってくる!
B子
直接行くのはまずくない?電話にしたら?
A子
電話って、無視されたら終わりじゃない?
B子
そうかもだけど、危険じゃないかな…

相手と直接話をしたいからと、相手の自宅に押しかけようと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。もちろん、そういうことも、実際にあります。
しかし、自宅への押し掛けは、危険です!

理由

相手の自宅へ押しかけることは非常に危険なことです。お互い感情的になり話し合いにならない可能性がありますし、なかには、直接話し合いに行って警察沙汰になってしまったというケースもあります。

また、相手を反省させようと無理やり謝罪させたり、お金を払わせようとしたりすれば、脅迫罪や強要罪となる可能性もあります。そうなると警察を呼ばれるかもしれませんので、注意しましょう。

浮気・不倫相手に怪文書を送り付ける

たとえば、上記のような文書を相手に送ったとします。これを受け取った相手は、「慰謝料を払わないと会社や家族にばらされるかも…」というように、恐怖を覚えるでしょう。その場合、恐怖からお金を払ってくれるかもしれません。
しかし、このような文書を送るのは、危険です!

理由

相手に恐怖を覚えさせたとなれば、脅迫となる可能性があります。そうすると、かえってあなたが訴えられたり、最悪の場合、逮捕されたりしてしまうかもしれませんので、軽はずみな行動は控えましょう。

SNSなどで浮気・不倫の相手の名前を出して投稿する?

不倫相手が悪い奴なんだと、広めてやりたい。たとえば、こんな投稿をしたくなる人もいるでしょう。

これを見た人は、「田中B美」が人の旦那に手を出した悪い奴なんだと思うかもしれません。
しかし、このような投稿も、危険です!

理由

もしこういった投稿をした場合、「田中B美」の名誉を傷つけることになり、名誉棄損と扱われる可能性があります。
名誉棄損となれば、逆にあなたが訴えられてしまいますから、上記のような投稿をしてはいけません。なお、不倫相手ではない同姓同名の「田中B美」の名誉を傷つけてしまう可能性がありますので、その場の勢いで投稿することはやめましょう。

自分も浮気・不倫をする

A子
夫が職場の女と不倫したの!私も腹いせに不倫してやろうかしら。
B子
それは大変だったね…。でも、A子が他の男の人と不倫したらそれはそれで問題になるんじゃないの?
A子
夫ばかりずるいじゃない。私ばっかりこんなに悔しい思いして納得できないのよ!
B子
A子がムカついているのは分かるけど、不倫は不倫でしょ?やっぱりダメじゃないかな…。

自分も不倫すれば、妻・夫に同じ苦しみを与えられそうですよね。それに、相手が浮気しているならば、自分が浮気しても「お互いさま」ではないだろうかと考える人はいるでしょう。
でも、仕返しで自分も浮気するのは、危険な行為です。

理由

夫・妻が悪いことをしたからといって、自分も同じく悪いことをしていいわけではありません。あなたが夫・妻以外の人と関係を持てば、それも不倫になります。

もし、関係を持った人に夫・妻がいれば、あなたが逆に不倫をしたと慰謝料請求をされてしまうかもしれません。

一時の感情に身を任せ不倫をしてしまうと、かえって自分に降りかかってきますので、冷静に行動しましょう。

不倫相手にきちんと責任を取らせる方法

ここまで説明してきたように、不倫相手への仕返しは、危険な行為が多いです。このような危険な行為をしてしまい、あなたが逆に訴えられたりすることは、避けないといけないですよね。

では、どうしたらいいの?

答えは、法律上認められた範囲内で、不倫相手に責任を取らせる。それしかありません。下記にその方法をご紹介します。

慰謝料を請求する

浮気・不倫をすると、不倫をした夫・妻と不倫相手が、あなたのことを傷つけたということになります。あなたは、不倫によって傷ついたことを理由に、不倫相手に対して慰謝料を請求することができます。

もし、慰謝料を請求するのであれば、弁護士に相談しましょう。不倫相手としても、弁護士から慰謝料の話をされたら、不倫のことについてしっかりと向き合ってくれるようになるはずです。

もう連絡を取らないと約束させる

「今後二度と連絡を取らない」ということを約束させることも、不倫相手に責任を取らせる手段の一つです。これで、夫・妻と不倫相手が、今後連絡を取ったり会ったりするのを防ぐことができます。

ただ、約束だけだと不安ですよね。そこで、接触禁止を示談書の中に盛り込むことで、口約束で終わらせないことができます。場合によっては、接触禁止に違反した場合に違約金を課すように約束したりすることもできます。

今までのように連絡を取ることができなくなりますから、夫・妻と不倫相手にとっては厳しい処分となるでしょう。

【まとめ】浮気・不倫の慰謝料請求なら無料相談ができるアディーレの弁護士におまかせください

不倫相手のことを許せないからといって、自分でなんでもしようとすると逆に悪い方向に行ってしまいます。アディーレには浮気・不倫問題に精通した弁護士が在籍しておりますので、ご自分で行動される前に、今の状況について一度お話しされてみてはいかがでしょうか。誰かに話すことで気持ちが整理でき、ご自分が何をすべきかがわかるはずです。

「浮気・不倫で悩んでいるけれどこのまま終わらせたくない」という人は、ぜひアディーレの弁護士に気軽にご相談ください!

執筆者情報

弁護士

大西 龍

おおにし りゅう

資格
弁護士、行政書士(有資格)
所属
第二東京弁護士会
出身大学
専修大学法学部、専修大学法科大学院

アディーレ法律事務所は、慰謝料問題に精通した専属チームがあり、一人のお客さまをチーム全員で担当しているため、スムーズかつ最適なご対応ができます。また、全国に65拠点以上を構え、最寄りの支店へのご来所、もしくはお電話にてご相談いただけます。お電話は朝9時から夜10時まで、事務所は土日祝日も含めて営業しておりますので、お客さまのご都合に合わせた相談が可能です。今後も、お客さまの味方であり続けます。あなたの町のアディーレに、何でも相談してみてください。

※2023年7月時点。拠点数は、弁護士法人AdIre法律事務所と弁護士法人アディーレ法律事務所の合計です。

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