慰謝料請求について

浮気・不倫の慰謝料請求と手続の流れ

浮気・不倫の慰謝料請求と手続の流れ

弁護士に依頼して浮気・不倫の慰謝料を請求する場合、その方法は、主に2種類あります。「交渉による請求」と、「裁判による請求」です。一般的には、はじめに交渉をして、交渉が決裂した場合、裁判へと移行します。

交渉による慰謝料請求のメリットとデメリット

交渉で慰謝料請求を行う場合、書面で請求する方法と口頭(電話)で請求する方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。どちらにするかは、弁護士に相談しながら事案に応じて適切に選択する必要があります。

書面で請求する際のメリット

  • 書面に主張が記載されているため、言い分が明確に示せる
  • 瞬時に回答をする必要がないので、主張の組み立てに時間をかけられる
  • 書面を送ることで、浮気相手にこちらの本気度を伝えられる

書面で請求する際のデメリット

  • 書面でのやり取りのため、時間がかかる
  • 責任逃れをしようとする浮気相手に対して、考える時間を与えてしまう

口頭(電話)で請求する際のメリット

  • 浮気相手にタイムリーに主張を言えるため、早期解決の可能性が高くなる
  • 責任逃れをしようとする浮気相手に対し、考える時間を与えずに追及ができる

口頭(電話)で請求する際のデメリット

  • 口頭のため、のちに「言った、言わない」の争いになる可能性がある
  • 瞬時に適切な対応が求められるため、自身での交渉は失敗のリスクがある

裁判による慰謝料請求の流れ

交渉で和解・示談ができなかった場合、裁判にて慰謝料請求をすることになります。まず、裁判所に訴状を提出し、訴訟の提起をします。訴状には、請求する慰謝料の金額、慰謝料を請求する根拠となる浮気・不倫の詳細を記載する必要があります。また浮気相手が法律上の浮気・不倫、すなわち不貞行為の事実を認めない場合には、不貞行為があったことを裁判官にわかってもらうための証拠を提出しなければなりません。

訴訟を提起すると、その後の裁判手続は、浮気相手による反論、それに対するあなたの再反論という流れで進行します。事案によっては、裁判の当事者である原告(あなた=慰謝料を請求する側)と被告(配偶者または浮気相手=慰謝料を請求される側)から直接話を聞く当事者尋問が実施されます。原告と被告の双方が裁判所に呼ばれるため、ここで初めて浮気相手と顔を合わせることもあります。

その後、裁判の手続が進行中であっても、裁判所から和解を打診されるケースが多く、裁判官から示される和解案によって、原告と被告の間で折り合いがつけば、和解で終了するのが一般的です。最後まで和解に至らなかった場合には、慰謝料の金額はいくらになるのかを裁判所が判断して、判決が出されることになります。

監修者情報

弁護士

池田 貴之

いけだ たかゆき

資格
弁護士
所属
東京弁護士会
出身大学
法政大学法学部、学習院大学法科大学院

私が弁護士を志したきっかけは、日常生活の中で時々、法的な問題に直面することがあったことです。法律というものは難解なものであると思われている側面が強いと思います。私も勉強するまでは、ちょっと近づきがたいものだと思っていました。しかし、弁護士となったからには、依頼者の方が何に悩んでいて何を求めているのかをしっかりと共有し、少しでも分かりやすく法的な問題点をご説明し、今後どのように問題解決に向けていくことが出来るのかを一緒に考えていきたいと思っております。

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